グリーンライフ愛好者

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2014年12月

RCE設立説明会

12月24日(水)、北大・地球環境大学院でRCE設立の説明会があり参加してきた。

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RCEとは、国連大学が提唱しているESDの地域拠点登録のこと。
現在、世界では約130箇所、日本国内で6箇所(仙台・横浜・名古屋・大阪・岡山・北九州)。

このRCEの地域範囲は国連による定義では、日帰り圏・会議ですぐ集まれる範囲とのこと。
北海道全域では広すぎるので、北海道○○圏または地域として登録を期待するという話だった。
RCEは地域での活動や登録を前提とし、中央集権的な縦割組織とならないような配慮もあった。

将来的にはRCE北海道ネットワークとして、情報の共有化やリソースの交流ができればいいのではと思う。

また国連の定義では、RCEには2つい以上の教育機関(大学・高校など)の参加が義務付けられている。地域の教育機関(大学や高専・高校)、自治体、商工会、市民団体などをうまく連携させることが重要。

RCEは結局、対国連に対しての器にすぎず、国連からの資金的な援助はない。
とすれば現状での環境系活動機関が同様の窓口を持っても、同じことができる。
しかし情報リソースを国際的に活用できるのは魅力的だ。

RCEの運営は個々の拠点が用意した資金のみとなる。国内6箇所のRCEも、資金形態は様々。
北海道RCEも、会員を募っての資金集めと募金が主体となることが予想される。

今後、RCEを通して環境関係の情報共有化・発信の多様化に期待したい。更に地域社会・街づくりを含めたプロジェクトとしていくのが良いと考える。単なる集会としないことを希望する。

このRCEに集まる人や団体をどういうネットワークでつなぐか、得られたリソースをどう活用するか、この2点に集約できるのではと思う。この団体の今後の発展を見守りたい。


地球にやさしい!カーボン・オフセットセミナー札幌

12月17日(水)、札幌国際ビルで「地球にやさしい!カーボン・オフセットセミナー札幌」があり参加した。

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最初に「J-クレジット制度について」経産省から説明があり、続いて事例紹介が行われた。

事例は、
1)芽室町での活動
2)船橋市での地元産の梨を利用したカクテルに関するもの
3)大丸藤井から紙に付加したカーボン・オフセットの販売事例


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そして最後に環境財団から道内のカーボン・オフセット事例紹介があった。

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カーボン・オフセットは、まだ一般にはあまり浸透していないと思う。
いろいろとフォーラムやセミナーにも参加したが、カーボン・オフセット制度そのものが、エコ活動というよりもカーボンを媒体とした取引であり、商業活動である。つまり、カーボンの売買市場である。

決定的な問題点として
1)カーボンの排出自体を削減する活動ではない ・・・ 結局カーボンは排出される
2)カーボン算出根拠が不明瞭 ・・・ カーボン・オフセット制度のための計算にすぎない
3)基本的に環境保全活動ではない・・・商業活動の延長

改善案
1)カーボンの削減量の他に活動時間や対エネルギー効率を指標に加える
2)環境活動の全般にわたり、カーボンオフセット量と1)の値を表示する
3)各種環境NPOや団体に対して優先的にカーボン・オフセットのセミナーを実施する

他にももっと改善案はあると思う。まずカーボン・オフセットの活動が環境活動でなく商業活動であることを周知徹底すべきと考える。






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