1月28日(水) 夜 第1回 エネチェン・カフェが開催された。
最初に、宮本代表からエネチェン100ネットワークの説明があった。
続いて酪農大の金子教授からGISの説明と実例紹介があった。
最初に、宮本代表からエネチェン100ネットワークの説明があった。
その想いを熱く語り、設立の経緯や今後の抱負について語った。
続いて酪農大の金子教授からGISの説明と実例紹介があった。
各種の測定データを地図に重ねることで、ギャップを見つける。
つまり対象とするデータの連続性と特異性を見出す道具である。
これによって異常な値や測定の漏れなどがチェックできる。
環境調査や生態研究にたいへん有用なツールであることがよく分かった。
たとえば風力発電とバードストライクの関係をGISを利用し、(1)北海道各地にある風力発電の位置、(2)年間平均風力、(3)特定鳥類の生息地、(4)生息環境と同一条件地などの画像データを重ねることで、特定鳥類の生息地および生息可能領域以外の風力発電に有効な土地を抽出するといったことが出来る。
こうしたツールを使うことで、未調査の環境状態の推察や植生・生態分布予測などが可能となり、広大な地域での実態調査や環境アセスメント調査などがより容易でローコストになること。
*作成されたGISデータは、再利用可能なオープンデータとすることが増えてきた。
次に北海道の森はエネルギーになるの?という内容で NPO法人北海道新エネルギー普及促進 協会 山形定理事長からエネルギーとCO2について説明があり、北海道内でのエネルギー総量と木質バイオマスでのエネルギー量の比較データが示された。
北海道の森林成長量・・・103PJ/年
使用可能なバイオマス・・ 33.9PJ/年
林業での伐採量・・・・・・・ 2.1~3.8PJ/年
家庭用石油製品・・・・・・・ 84PJ
最終エネルギー消費 ・・ 683PJ
*森のバイオマスは十分エネルギーとして使用可能であり、カーボンニュートラルも実現できる。
ペレット・ストーブや薪ボイラー等に関する事例報告が行なわれた。